カステラ風の見た目ながら、その中にはしっかりとしたあんが詰まっている魅惑の「懐かしのお菓子」。
それが今回紹介する「シベリア」です。
2013年にヒットしたジブリのアニメ映画『風立ちぬ』の劇中に登場したことで、脚光を浴びたお菓子でもあります。
その誕生と由来は諸説あるようで、
- 羊羹をシベリアの永久凍土に見立てた
- カステラの部分を氷原に、羊羹の部分をシベリア鉄道の線路に見立てた
- シベリア出兵にちなんだもの
- 日露戦争に従軍していた菓子職人が考案した
- 愛媛県松山市のタルトを庶民化させたもの
などが挙げられます。
どれが正しくて正しくないのかはよく分かりませんが、スイーツ好きとしては「見た目の肉厚さに圧倒された」という感じですね。
では実際どんな味わいなのか?
早速レビューといきましょう!
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「シベリア」実食レポート
伊藤軒のシベリアです。
開封しますね。
白餡とこし餡の二つです。
ケースを外します。
表面はしっとりとしたカステラの質感ですね。
見た目にも美しく仕上げられています。
では食べていきましょう。
まずはこし餡から。
サクッと。
カステラはサクッと切れますが、餡の部分は結構固めですね。
食べてみましょう。
カステラはしっとりした歯ざわり。
卵の風味がよく効いています。
餡はみっちりしてますね。
しっとり固形でありつつも、口の中でスーッとつけていく「口溶け感」がすごいですよ。
ただ餡はかなり甘いです。
では次に白餡です。
サクッと。
イイ感じです。
味わい的にはこし餡とほぼ同じです。
口どけ感も相変わらずいいです。
こし餡よりも「上品」ですかね。
甘さは同じくらいありますね。
感想まとめ
風味はカステラ風ですが、餡のしっとり感と口とけ感がすごく良いですね。
カステラ生地も口溶けも良くて、口当たりと食感の上品さはかなりいいと思いました。
個人的に感じるデメリットは「甘さ」。
ちょっとくどめの甘さが自分的には「ううむ」というところでした。
それでも口どけ感の良さはそれを補って余りあるので、全体的には「美味」でしたよ。
あとはどちらもブラックコーヒーと緑茶にすごく合いますよ。
甘さがあるので、無糖の紅茶でも悪くないでしょう。
質感もサイズ感もお腹持ちもかなり良いカステラ菓子なので、もしがっつりした和菓子系スイーツを食べたいときは、ぜひこのシベリアをおすすめしたいですね^^