ドイツのチョコです。ゲルマン戦闘民族の気風を残すように機動性と豪快さを兼ね備えたスポーツ系チョコです。
チョコといえば、ベルギーやスイスなどのフランス文化のイメージが強くて、ゲルマンドイツのチョコというのは今までほとんど意識したことはなかったのですが、こうやってチョコの実食レビューをしていくうちに、様々なチョコレートに目を向けるようになりました。
そのなかでもとくにドイツのチョコの種類の多さに気づかされまして・・・
「おお、意外とドイツってチョコ大国なんだ」と。
ドイツは寒い国に属するので、甘いもので体温を上げたいというのもあるのでしょう。機械やエコだけではなくてチョコの大国としても、ヨーロッパに君臨するドイツ、恐るべしです。
そんなドイツで一番売れているといわれているリッタースポーツ。
このチョコのメーカーは、ドイツのリッター一家だそうです。
リッタースポーツは、リッター家がシュトゥットガルト近くの小さな町で営む家族経営のチョコレートメーカー。家族経営と言っても、現在では約800名の従業員を抱える大企業です。創業は1912年。アルフレート&クララ・リッター夫妻が結婚後、二人で起こした小さなチョコレート製造会社が始まりでした。
意外に古い歴史を持つメーカーだったようですね。こういう伝統の古さはイギリス独特のものかと思いましたが、ドイツにも熱いチョコ魂が根付いていると知って驚きです。ではでは、お味のほうは如何なものでしょう?
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実食タイム
まずは一口。
濃いのでござる
さすがは寒い国のチョコというか、大味を好むゲルマン騎馬民族の習性というか(勝手に言ってますが)、砂糖ぶちかましというか、一噛みで「ううん!」とうなってしまいましたね。
日本人はあっさりとしたチョコを好みますから。余計にそう感じます。しかしニ噛み目はただの濃さから解放されて、ナッツのサクサク感とレーズンの酸い味が口の中で混じって弾けてジャジャジャーン!という感じ。
レーズンとナッツの食感がチョコの濃厚さに一陣の風を吹き込んでくれて「ああ、生きててよかった・・」とまでは思わないにしても、「おお、なかなかやるではないか!」と手にしたチョコの塊を改めて眺めて褒めて遣わして感状を書いて渡してやるくらいの余裕が生まれるのは確かですね。
全体的には、まあ多少濃いけど、食感とか歯触りがいいからまずまずかな、という感じですが、ではなぜスポーツなんだ?と、ここで疑問が生じます。このへんは食べながら自分の頭であれこれと考えることにしました。
「ブロック状のチョコの一つ一つを、折って分けられるようにしていることで、出先での食べやすさを演出しているんじゃないか?」
「チョコ全体の大きさがちょうど正方形で、持ち運びに便利なんじゃないか?」
「チョコを入れる袋が開閉しやすいように作られていて、途中で食べても後で再び取り出せるように被せがついているという機能性もその一つでは?」
答えは・・・・・
ほぼ正解でした。(最初に引用したサイトより)
これを考えた当時の服装や文化と今とではかなり違っているので、このチョコを見て「え?スポーティー?」と疑問に思う人も多くいるでしょう。
たしかに今はスニッカーズとか一口サイズのチョコレートが市場に多く出回っているので、機能性や食べやすさに関しては、このリッタースポーツよりも断然良いのは多いのです。
しかし機能性と同時に歴史と伝統を重んじるドイツの方々は、たとえ時代が移り変わっても、自分たちが生み出した作品を決して見捨てることなく、そのまま残して後の世に伝えていきたいという気風があり、その文化こそが、このリッタースポーツの名称と形状にそのまま今でも残されているのでしょう。
まとめ
そうなのです。
リッタースポーツはやはり、ゲルマン民族の申し子だったのです。
恐るべし、ドイツのチョコメーカーよ。その栄光と挫折の歴史から復活した伝統の味を再び世に問おうというのか?
その不屈の魂たるや、グーテンターグ!でございます!
これからも熱い伝統の味を世界に。
変わることのないゲルマンの甘さを日本の食卓に。
リッタースポーツよ、栄光あれ!!
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