以前から食べたい食べたいと願っていた、フランス産の青いチョコレートを入手しました!
フランスの海岸沿いの町「アンジェ」の郷土菓子ということ。
一昨年くらいにNHKの「海外出張お供します」という番組でフェリシモのチョコレートバイヤー、木野内さんが取り上げていた青いチョコレートで、そのあまりにもの爽やかさと美しさに衝撃を受けて以来、ずっと心の奥底に留まり続けていたチョコなんです。
バレンタイン期間でしか適正価格で市場に出回っていないというので、ちょうど今のこの時期の良いタイミングで買うことができたのですよ。
ということで!
ついにベールを脱いだそのブルーチョコの全容をこの目でこの手で、そしてこの舌で味わ尽くして差し上げようではありませんか!
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青いチョコ「ケルノン・ダルドワーズ」実食レビュー
意外に小ぶりです。
というか、ネットで見た時はここまで小さいとは思いませんでした。
一瞬「騙されたか?!」と感じましたが、後でそれは全くの杞憂だったことが判明します。なぜなら・・・(この続きは後の実食レビューまでお待ちあれ!)
では次に裏面の表示です。
フランスからの直輸入なのか、全てがあちらの言葉なのでさっぱり分かりません。
でもまたそこが「舶来もの」という感じがして、そこはかとなく高級な雰囲気を醸し出しておられます。
では開けてみましょうか。
おおお~
まるでミラーのような輝きで周囲を映し出す真実の箱面内世界が展開されていますね。
チョコの上には厚めのカバーもかけられて、アンジェの人々のチョコへの愛情がしみじみと感じられます。
そしてその中身はというと!
これ、これですよ!私が夢見ていたのは!
では箱の中に積み込まれていたブルーチョコを皿にのせてみましょう。
壮観です。
まるでアンジェにある民家の屋上にいる気分です。
ひとつまみを屋根瓦から取ってみると、小さいですが、厚みがまずまずある瓦チョコです。
表面部分を匂ってみると、ほのかにナッツの甘い香りがしますね。
さらに割ってみると、中には蜜菓子が詰まっていました(ヌガー、アーモンド、ヘーゼルナッツ)
まるで花のような心地よい甘い香りが鼻孔をくすぐってきますね。
齧ってみると「カリッ」と固めの歯ごたえの後に広がる「甘い蜜」の味わい。
ガジガシと歯触りの良いナッツの美味しさと、厚みのある青いチョコレートを一噛みした後に「ジワッ」とやってくる、蜜菓子の慈味のある優しい甘さ・・・・
これは美味いです。
しかも懐かしさのある美味しさです。
子供の頃によく食べた駄菓子を思い出す、あの昔懐かしの伝統の味わい・・
それでいて上品でザクザクな歯触り感と甘みを演出する、スイーツ大国フランスの歴史とプライド・・・
完敗です。
やられました。
まさに欧州チョコの分厚い伝統に裏打ちされた本物のスイーツの登場です。
ロワールそしてアンジェの優しさと慈しみに栄光あれ。
メルシーブク!
青い色の謎を解明せよ!
海に面した家の屋根の色をチョコで表現したケルノン・ダルドワーズ。
青い色の美しいチョコを作ったのは、冒頭で紹介したフランスの地方都市アンジェの老舗チョコブランド「ラ・プティット・マルキーズ」です。
ではその色の元になった素材はなんだ?という気持ちになった人も多いはず。
私もその一人でした。
そこでその謎を解明すべくちょちょい!と調べてみることにしたんですよ。
ということで、簡単にですが、以下にその結果をお知らせしましょう。
青いチョコレートの元とは?
・スピルリナという藻の一種から抽出した色素
・スピルリナは「βカロチン、ビタミンB・E・K、ナイアシン、パントテン酸、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄分、クロロフィル、フィコシアニン、食物繊維」などの栄養分を含む
・青い色素はフィコシアニンが素になっている(抗酸化作用が高い)
青い色素はあくまで「フィコシアニン」というスピルリナの栄養分の一部ということ。
ただ抗酸化作用が高い(アンチエイジング作用⇒美肌効果)というのは、女性にとって嬉しい成分であることは間違いないですね!
まとめ
想像以上に美味しく懐かしい伝統の味わいを魅せてくれた、フランスの青いチョコレート「ケルノン・ダルドワーズ」。
入れ物も小ぶりながらしっかりした作りですし、角も丸みを帯びていて、表面のデザインもお洒落。
チョコレートそのものの大きさ自体には不満が残りますが、その味わいの濃厚さはサイズを越えた奥行きがありましたし、箱デザインと合わせたコジャレ感を考えれば、これはもう文句なしに贈り物としては十分な良さがあると思いますね。
自分用にもプレゼント用にもぜひ!な逸品ですよ。
ということで、激おすすめです^^