フランスの洋菓子「カヌレ」の紹介です。
海外の食品を扱う成城石井の商品で、今回が初めての実食になります。
今まで名前は聞いたことがあったのですが、いったいどんな味なのか興味津々でした。
サイズはミニマムですが、いかにも素材を「凝縮」したような外観が、私の好きな「食べ応え」感を予感させてくれましたしね。
そしてその実際の味わいは「甘さが際立つ」ということ。
想像以上の初体験な風味でした。
ではさらにその味わいをこれから深堀していきたいと思いますよ!
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フランス洋菓子「カヌレ」実食レビュー
もともと女子修道院で作られていたという歴史をもつ「カヌレ」。
その由来と作り方を紹介すると、
・フランスのボルドー女子修道院で古くから作られていた菓子
・ワインの澱を取り除くため、鶏卵の卵白を使用していた。そのため大量の卵黄が余り、その利用法として考え出された
・蜜蝋(みつろう)を入れることと、カヌレ型と呼ばれる小さな型で焼くことが特徴。
・カヌレの意味は「溝のついた」
・外側は黒めの焼き色が付いており固く香ばしく、内側はしっとりとして柔らかい食感がある
のようになっています。
もともとの発祥が「ワインを作るために使っていた卵の余りを利用した」というのが、面白いですよね。
いわば「偶然の産物」というべきかなと。
では実際にどんな味わいを持っているのでしょうか?
いざ出られよ!
ザ・竹輪でございます。
というのは冗談で(笑)、成城石井のカヌレでございますよ。
しかし本当に「竹輪」に似てますよね?
そして香り。
これは完全に洋酒です。
原材料では「ラム酒」が使われているということ。
ラム酒はサトウキビの蒸留酒で、原産地は西インド諸島と言われています。
自分の中では「パイレーツ・オブ・カリビアン」の主人公ジャック・スパロウ船長ががぶ飲みしている印象がありますね。
そんなカリビアンなお酒を使ったカヌレの生地はこれまた独特。
弾力性があるんですよ。
普通はこういったフランスの焼き菓子スイーツは「フワッ」としているか「しっとり」しているのどちらかなんですよね。
でもこのカヌレは「押せば返ってくる」ようなバネ感があるといいますか。
この時点で「おお、この菓子は今まで体験したことのない食感を味わせてくれそうだ」と期待感がアップしていました。
そして口にイン!
まず最初に感じたのは「ラム酒の風味がすごく強い」ということです。
さらにバニラっぽい香り高さが鼻腔に伝わってきて「ヨーロッパのお菓子」感がすごく出ていましたね。
食感も弾力性があって、どちらかといえば「かまぼこ」に近い跳ね返りがありました。
卵の味わいはそこまで出ていませんでしたが、それよりもなによりも「甘い」というのが先立つことです。
砂糖の甘さなのか、ラム酒の甘さなのかは分かりませんが、甘さがものすごく強くて、あっさり系が好きな自分には少し荷が重いなと感じましたね。
ただ食べ応えは十分にありましたし、コーヒーにも紅茶にも合う味わいなので、これ一つで一杯分くらいは軽く飲めるコスパの良さはあると思いますよ。
まとめ
思っていた以上の「弾力性」と「甘さ」が際立っていたカヌレ実食レビュー。
本文でも書いたように、自分はあっさりスイート派なので、正直ここまでハイレベルなスイーティーさはちょっとキツイなと感じました。
ただ口あたり自体は優しいので、甘いモノ好きの女性には好まれる美味しさだとは思いますね。
あまり日本では味わうことのないお菓子なので、ぜひ一度試してもらえればと思いますよ。