ベルギーのチョコレートブランド「アルバート」のコインチョコレートの紹介です。
ミニサイズのものを購入したのですが、予想以上に形がしっかりしていて、味も濃厚で美味しかったです。
この手の「そっくり系」チョコは普通は「ミルクチョコ味で甘さはあるのだけど、コクとか深みはそれほどかな・・・」というものがこれまで食べた中で多かったのですが、このアルバートのコインチョコはまったく違いましたね。
しかもコインの見た目がしっかり作られていて、さすがは工業デザイナー出身の創業者アルバートさんが作っただけのことはありますよ。
ということでですね、早速コインチョコの実食レビューといってみましょうか!
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アルバート「コインチョコレート」実食タイム
袋の中には2種類のコインチョコが入っていました。
50ユーロと1ユーロ硬貨です。
かなりいい感じの作り込ですよね?
あまりにも作り込が良いので「本物かな」と疑ってしまうほど。
まあ本物はシルバーですし、デザインも少し異なるんですけどね。
とはいえ、ゴールドの包装紙と刻印のデザインがリッチ感満載ですし、質感もかなり本物の「コイン」に寄せている感じが凄くて、思わず貯金箱に入れてしまいそうな衝動にかられます。
ちなみに本物のユーロの通貨的な価値ですが、2022年10月現在だと1ユーロが146円くらいですから、50ユーロだと7300円ほどになりますかね。
その考えで行くと、このアルバートのチョコ袋の中に入っているコインをお金に換算するとしたら、
50ユーロコイン:4枚
1ユーロコイン:8枚
合計:208ユーロ
日本円:30,574円
なななななななななな、なんと!
今このミニ袋の中に入っているユーロコインは、たったこれだけで3万円の価値があるというのですよ!!
これはすごいじゃないですか!
バーン!
ううむ・・・
たとえ偽物のコイン(チョコです)と分かっていても、このまま庭に埋めて隠し財産として孫の代まで引き継がせたくなってきたぞよ・・・
強欲なブログ主の視線にドギマギするコインチョコたち
とかなんとかいいながら、妄想はここまでにして、チョコの味見をすることにしましょうかね。
ではまず50ユーロコインチョコを開けてみますかなと。
表
裏
ううむ!かなりミルクというか、砂糖というか、カカオといいますか、何かわからないものが浮き出ていますね。
全体的に白っぽくなっているので「カビか?」と恐れおののきましたが、ネットでググってみると、今自分で言ったことが主な原因になっているようです。
・ブルームと呼ばれる現象
・ココアバターが温度変化によって浮き出した
・砂糖が溶け出して再結晶化して現れた
・急激な温度変化に晒されたことで出やすい
ふむふむ、なるほどなと。
カビでないことが分かって安心しましたよ。
そして最後の「ブルームができる原因」が「急激な温度の変化にさらされたがゆえ」というところにも大きく「ふむふむ」と頷いてしまいました。
というのも、購入してから冷蔵庫で保管していたからです。
食べるために取り出すと、このようになっていたので、たぶんこれが原因なんじゃないかなと。
まあ見た目がちょいと悪いだけで、食べると一緒なんで全然OKですけどね。
ということで、そのまま少し割ってみました。
パキンと硬質な割れ感がして、気持よくコインを真っ二つにすることができました。
中までは白くなっていないようです。
では続いて1ユーロコインをば。
表
裏
こちらは50ユーロよりも「ブルーム現象」が少しマシですね。
同じく割ってみますと、
こちらも変わらずに中は普通のチョコになっています。
ではこの2つを食べていきましょうかね。
一噛みすると、
ボリッ
という軽快な音を立てて、コクと深みのあるカカオの風味が滲みだしてきます。
ダークの味わいです。
続いてミルキーな味わいが到来。
かなり濃厚です。
想像していたよりもダーク&ストロングな味わいで、そこにミルクとココアバターの脂肪分が加わるので、けっこう刺激が強い喉あたりになりますね。
ここはさすがのヨーロッパチョコという感じで、日本の「あっさり」した味わいにはない「個性の強さ」を感じさせてくれますね。
サイズはどちらもスモールですが、味わいはその倍はあるかというくらいに、濃厚でパンチがあるテイストが最高。
冬場であれば、パキパキと音を立てて気持ちよく噛んで味わえるので、濃厚さと合わせると飽きのこないロングランな美味しさに決定じゃあないでしょうか^^
アルバート社の由来をちょこっと紹介
チョコの実食を終えたところで、少しだけアルバート社の由来を紹介してみましょう。
・1947年に創業したベルギーのブランド
・創業者はエンジニアで、何か新しいものを自分で作りたいと考えていた
・ブリュッセルの自宅で、チョコレートコインの製造機を自分で設計・製造を開始。
・当初は地元のチョコレートメーカーからチョコレートを買い、それを金箔入りのチョコレートコインに包み、チョコレートメーカーに再販し、製菓業界への販売も請け負っていた。
・コインの品質が非常に良かったため、ビジネスは毎年着実に成長。1955年により多くの機器を設置するためのスペースを確保するため、社屋を移転することになった。
・しかし1968年、後継者がいないため、投資家に売却された。投資家は、生産の統合、顧客基盤の拡大、輸出の開始を任務とするプロの取締役を据えた。
・その後、会社は現在のオーナーであるタルペ家に売却された。ピーター・タルペは15年以上食品製造と貿易に携わり、そのうち2年間はゴディバチョコレート社で働いた経歴を持ち、現在も社長に就任している。
ブランドの名前となった創業者のアルバート氏はすでにいなくなっていたんですね。
そして今はゴディバの系統を引き継ぐCEOによって経営されているということ。
ゴディバといえば、チョコのデザインの良さにも定評があります。
そこで2年間とはいえ、名門ブランドの経験を積んだ経営者に運営が任されたということは、見た目の美しさを求められるコインチョコのアルバートにとっても良いことだったのかもしれませんね。
たとえ持ち主が変わっても、コインチョコのパイオニアとしての誇りと美学は失わないでほしいですね!
まとめ
コインチョコは金貨のような美しさと独特の存在感を放っています。
以前にまとめたコインチョコ特集でも「食べると金運があがるかも」と書きましたが、縁起が良さそうなゴールドの輝かしい色合いは、まさにそんな気分にさせてくれますよね。
今回はそんなコインチョコの世界的ブランドを紹介させてもらいました。
変わらぬ良さをいつまでもお客様に。
できればあやかりたい、お金の神様の恩恵に(笑)
ぜひとも食べてもらって、身も心もヨーロッパの金運の神様で満たしてくださいね^^
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