知り合いからもらったチョコレートを紹介します。
リーフメモリーという名前のチョコレート。
モンロワールというショップのものだそうで、神戸の岡本が発祥だとか。
店舗情報 岡本本店:チョコレートハウス モンロワール
ホームページを見てみると、モンロワールさんは素材のチョコレートにはかなりこだわりがあるようですな。
現在、モンロワールがもっとも美味しいと認め、すべての基本となるダークチョコレートに使用しているのはベルギー産です。優れた設備、調合の技術、良質な原料の確保、長い歴史で培った経験や知識、それらのすべてが充実しています。
しかし、私たちは決して産地のイメージや、名目にこだわっているのではありません。何より大切にしているのは、「その時、その商品に、もっとも適したチョコレートを使用する」ということです。
(上記サイトより)
すべての基本にベルギーのダークチョコレートを使っているということは、全体的にビターな風味が特徴ということでしょうか。
ほかにも、日本の湿度を配慮したチョコレートの提供の仕方も工夫されていて(生チョコレートの場合)、結露が生じないように表面にTOPシール加工を施したりとか、「冷蔵庫から出してもすぐには開封せず、しばらく室温に慣らしてから開封してお召し上がりください」と勧めてあったりと、一つ一つのチョコとそれを食すユーザーのためを考えたチョコレート職人としての心配りがヒシヒシと感じられるようで、これは食べる前から心が躍るというものですよ。
しかし今回食べるのは常温チョコレートなので、そこまでの配慮がまったくナッシングという心寂しいものになっております。
とはいえリーフチョコレートにはリーフチョコレートなりの配慮がなされているので、そこはそれ、これはそれ、という感じで、そこはかとない実食レビューをご覧頂ければと思います。
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チョコレートリーフ実食開始!
まずは開封といきましょう。
3種類の袋に包まれたリーフたちが現れました。
それぞれコーヒー色、赤色、抹茶色で華やかながらも、同時に神戸らしく「しっとり落ち着いた」色使いでもありますね。
しかしなぜリーフというのか?
それは中袋を開けるまでのお楽しみとしましょう。
ビター&ホワイト
まずはコーヒー色(あずき色ともいえる)の袋から頂きますがな。
開けますとですな・・
さきほど引用した英語辞典からも分かるように、リーフとは「葉」のことでありまして、つまりリーフチョコレートというのは、「葉の形をしたチョコレート」ということなんですよ。(ちゃんと葉の筋が入っているのがいいですね)
そしてこのカフェ色の袋に入っているのは、コーヒー味とホワイトチョコ。
コーヒーチョコは、ほんのりビターな味わいながら、甘さもしっかり効いていて、なかなか食べごたえがありますね。それでいて後味はしっかりビターさが残るのがいい。
一方のホワイトチョコは、ミルクの濃厚な風味が活きていて、まろやかな口当たりが美味しいです。
これは先ほどのダークチョコにもいえますかね。
ビターながらあもミルク味がそれなりに含まれてる感じが。
優しい大地の味わいのカフェ色の袋というべきか。
カフェ色のリーフたちよ、ごちそうさまでした。
ピンク&ブラック
さて、では次の赤の袋といきましょう。
開けてみますとですね・・・
おおお、赤い袋にぴったりのピンクのリーフチョコがイン!
相棒はもちろんビターの黒チョコ!
香りは爽やかな果実のフレーバーで、色使いからすると、おそらく苺系の味わいが期待できるのではないかと。
実際にピンクのリーフチョコは、食べた瞬間に甘さと酸っぱさの両方が口に広がって、ストロベリーの心地よい香りがふわっと鼻をつきぬけました。
なるほど。これは確かにイチゴカラーと同じ味わいだなと。
フルーツとチョコレートの相性は良いとは思ってましたが、とくにこういうベリー系は合いますね。
ベリー種でも、ストロベリーは甘さが強いほうだと思うので、少し酸いほうが好きな自分的にはフルーツ・ベストとは言い難いですが、それでもダークチョコの相性はなかなかのものだと。
そしてお次はダークチョコ。
さっき食べたチョコと同じ味だろうと、高をくくって口に放り込んだのですが、これが意外に噛んだときに少しジャリッとした食感があり、さらにダークなチョコの口当たりの中にブルーベリー系のサワーな香りが風味として口いっぱいに広がったんですね。
なんだ、なんだ?と思って、箱の裏面を見ると、ラズベリーと記してあり、なるほど、これが同じベリーでもサワサワ感を醸し出してるのかと。
ベリー系は好きなフルーツなので、こういう形で意外性のあるカカオマシ―な出会いをすると、なんだか嬉しすぎて箱ごとバリバリ嚙み砕きたくなってきますよね。
でも箱ごと嚙むと歯が痛くなるので、やっぱりチョコだけにしておきます。
抹茶リーフ
そんなこんなの嬉しい誤算もあり~の、ベリー味でホクホクなり~ので、赤色のリーフメモリーを実食完了すると、いよいよ次は最後の抹茶色のリーフ袋です。
ここまできたら、この色使いからして、もう完全に抹茶味のチョコレートであることは一目瞭然というもの。しかもさっきの原材料表記に書いてましたしね。
では開けてみましょうか!
予想通りの抹茶リーフとダークチョコの取り合わせです。
抹茶系のチョコは最近よく食べてるので親しみはありますね。
一方のダークチョコのほうはどうか?
先ほどの赤色のダークチョコのほうは、最初のコーヒー色の袋のそれとは違う味わいだったので、今回もひょっとしたら新たな風味との出会いがあるのか?
そしてその味は・・・
めっちゃダークでした。
最初のダークチョコとも違うし、赤色のダークチョコとも違う。
すごく濃くて、苦みのある味わいでした。
文字通りのダークチョコ、いや、ビターチョコというべきでしょうか。
3つの袋それぞれのダークチョコが、それぞれに成分を少しづつ替えて入っているという感じですね。
このタイプは一番ビターですが、それでいて後味はほんのりミルキーでマイルドなところが上品でよろしい。
三種の中で最も大人のビターを表現してくれてますよね。
そして抹茶ですが、これが実は一番印象深かった。
というのも、普通の抹茶チョコは、食べた瞬間には確かに抹茶の味はするのですが、食べ進めていくうちにカカオマスの味と混じっていって、飲み下すころには、抹茶チョコというよりも、抹茶風味のカカオマス菓子というレベルに陥っているタイプが多かったように思うのですよ。(このへんの感覚は微妙です)
しかしこの抹茶リーフメモリーは違った。
食べ始めはミルキーな抹茶風味なチョコだなあというくらいの薄い印象が、チョコが口の中で溶け始めるにしたがって、上品な抹茶の風味がふわああんと口の奥&鼻との接点でかぐわしく香ってきて、まるで自分が抹茶の園に迷い込しまって「まっちゃ旨いし・・」と呆然と立ち尽くしている情景というか。
なんといったらいいのか、表現方法に困りますが、何度も使ってしまうけど、やはり「上品」な風味といえばベストワードになるでしょうね。
後味がとにかくいい。
いいといったらいいんです。
理由も何もない。
あえて心象風景を語るなら(本日2回目です)、抹茶という名の日本の懐かしい古都の記憶が大脳旧皮質の中でほのかに再現されていく奇跡の瞬間があるんです。
美味しかったぞよ。
抹茶最高ぞよ。
まとめ
落ち着いた味の大人のチョコというのが、今回のリーフチョコの印象ですかね。
小さくて指でつまめるぐらいのサイズだけど、しっかりとした味つけが成されていて、ガッツリ食べる派の自分でもぜんぜん満足できたという。
さらに一つ一つの味わいがすごく上品で、品質にすごく気を使っているのが、舌の上を通じてヒシヒシと伝わってきましたね。
個人的には特に良かったと思うのが、赤い袋に入ったダークチョコです。
ラズベリーが入っていたのですが、これがとにかくジャリジャリ感があって食感もいいし、食べた後のベリーの甘酸っぱい風味がダークチョコのすごく相性が良くて、大変美味しゅうございました。
もちろん、ミルクダーク、ホワイト、ストロベリー、ラズベリーダーク、ピュアダーク、抹茶、の6種類それぞれが個性を発揮しつつも、静かな美味しさで調和されていて、久しぶりに舌鼓を打ったチョコレートです。
このチョコを季節で言うなら、春もしくは秋。
強くもなく激しくもなく、ただただ穏やかな風が頬を撫でる大人の午後・・
リーフチョコ、リピート確定だす。