アメリカのファッションブランド「ジョン・バルベイトス」の香水レビューです。
アメリカ人の男性が好きな香水の一つとしても名高く、とくにロックやパンクを愛するファンからの支持も高い香水になっています。
ブランドの特徴は、伝統的なアメリカのクラシックなスタイルと、ロックンロールやヴィンテージの要素を融合させた独自のエッジのあるデザインにあり、まさにその系譜をこの香水もたどっているという形ですね。
創始者のバルベイトス自身が若い頃にライブハウスに出入りし、当時のアンダーグランドなミュージックシーンから刺激を受けていたという話もあり、香水「クラシック」はそんな彼の思いを込めたロックな作品ともいえます。
ではその使用感を紹介していきましょう。
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ジョン・バルベイトス「クラシック」レビュー
漆黒のボトルです。
ウィスキー瓶のような堅固でハードなルックスです。
もうこの時点で「ロック」に気分が燃え上がって参りました笑
ボトルを取り巻く合皮帯の雰囲気がいいですね。
容量は75ml。
サイズは片手で持てるくらいです。
横幅はこちら。
まさにウィスキーサイズですよね。
キャップを開けてみましょう。
スプレー式です。
ここから使用感レビューを。
つけ始めは「鮮やかなシトラスフルーツ」の香りがします。
思ったよりも爽やか。
少し落ち着くと、丸みを帯びた匂いに変化し「甘さ」がきます。
ウッディベースの甘さに、スパイス系の少しハードなフレーバーが混じった香り。
色っぽさが漂いますね。
それでいてシャープな感覚。
情熱的というよりも「モダンな色気」という感じ。
「セクシーな夜」「官能の響き」よりも「都会の洗練された色気」「上品なワイルドさ」という印象ですね。
まとめ
香りの構成をまとめてみます。
【トップノート】
レモン、ベルガモット、グレープフルーツなどの爽やかな柑橘類
→爽やかな印象
【ミドルノート】
ジンジャーやペッパーなどのスパイスの香り
→深みや複雑さが増す
【ベースノート】
サンダルウッド、シダーウッド、パチョリ、アンバーなど
→男性らしさや力強さ、温かみを演出する
「男性らしいエレガントさや知性を演出するために設計された」とされており、まさにそのとおり香り。
「クラシック」の名の通り、基本的には「上品」「正統派」の雰囲気を漂わせていると思います。
フルーツとウッディ、スパイスの3つが入り混じったことで起こる化学反応ですかね。
アダルティでスマートな香りを考えると、30代以上の大人メンズに似合う香りでしょう。
ただ私個人はシダーウッドやタバコ、アンバーのスモーキーな香りが好きなので、その点では今回のクラシックは香ばしさがあまりなく、薄いかなという印象を受けました。
他の人のレビューでも「癖がない」「万人向け」とあるように、逆に「癖のある香り」を好きな層にはそこまで響かないのかもしれません。
とはいえ、甘さとアンバーが入り混じったところに「色っぽさ」を感じますし、それでいてフルーツ系の爽やかさを持ち合わせているところが「くどくなくて」いい。
ロック好きの製作者ジョン・バルベイトスが追求した「大人の男の洒落たロックな香水」の意図にぴったりハマっていると思いますよ。
スマートなセクシーさを求める男性にはぜひ!という感じですね。