久しぶりの海外チョコのレビューです。
最近はチョコ以外のスイーツやお茶にまで手を広げて、いつの間にか「茶の間のグルメブロガー」と化しつつありました。
しかし元来は海外の珍しいチョコレートの感想を書きたいという想いがあって始めたブログ。
寄り道の度合いに激しさを増す方向性の歪みに喝!を入れるつもりで、今回は原点回帰することにしました。
その第一弾に選んだのが「リンツ エクセレンス」です。
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リンツ「ダークチョコレート」とは?
そう、それはヨーロッパの香り高きダークチョコレート。
リンツのチョコです。
スイスが世界に誇るチョコレートの老舗名門ブランド。
その歴史を簡単にまとめてみますと、
1879年にベルン(スイス)の薬剤師の息子だったロドルフ・リンツは美味しいチョコレートを作ることを夢見ていました。
それまでのチョコレートと言えば、硬くて食べにくいもので、今のように柔らかく味わい深いものでは決してなかったのです。
ロドルフは様々な試行錯誤と兄弟の協力を経て、ついに夢にまで見た甘く柔らかい、なめらかなチョコの開発に成功したのです。
以来、リンツのチョコレートは「口にとろける」チョコの代名詞として、今なお世界にその名をとどろかせ続けています。
となっていて、リンツのというチョコレート会社の持つイノベーション力が創始者からしてすでにDNAとして刻まれていたことが分かります。
リンツ「エクセレンス85%」の見た目
そのチョコこそがこちら。
開封したとたんに、カカオマス独特のぷーんとした香りが鼻につきます。
濃くも焙煎なフレーバー。
大人の香りといいましょうか?
普段食べているチョコ菓子とは一匂いも二匂いも違います。
では手触りはどんな感じかと言うと?
固さはまずまず。
しかし見た目で判断するのは危険です。
ここはひとつ試しに割ってみるというのもまた一興・・
一見薄いですが、
簡単に割れます。
ではこのまま実食へと移りましょう。
実食レビュー
一枚から食べていきます。
口の中に広がる 濃いカカオマスの風味。
この少し前に食べた有機チョコレート(後日にレビューをアップします)よりビターな香りが強いです。
そのせいか、甘さもあまり感じず、いかにも大人のチョコという感じです。
いや、正確には甘さはきちんとあるのでしょうが、ビターテイストに隠れて分からないというのでしょうか?
原料表記で確認して見ますと・・・
「sugar14g」とあり、確かに砂糖は入ってますね。
「甘さが控えめ」ですが美味しい。
「癖になる味わいでチョコ好きを魅了する大人のカカオ板」
というべきでしょうか。
なぜそうなるのかは私には分かります。
それは味だけではないのです。
薄めにカットしたチョコレート板、これが効を奏しているのですよ。
噛んだときに、心地よくカリッと割れる音。
そしてそこからくる振動が歯から脳に伝わって、これが実に気持ちいい。
さらにその音も官能的で、噛むたびに恍惚の表情を浮かべてしまうくらいに、危うい中年オヤジの赤裸々な午後という感じなんです。(誰も見たくないでしょうが)
味わいそのものは通常のダークチョコとそうまで変わらない気がしますが、しかしながら「もう一度食べたい、いやもう一度噛んでみたい、いやいや何度でも噛ませてプリーズ!」となるまでかみかみ中毒にさせてしまう危険な魅力は、なかなかほかのチョコレートには見当たらないというのが、このリンツのチョコの隠された真実だと思いますね。
まとめ
如何でしたか?
久しぶりにリンツのチョコをレビューしてみましたが、なかなか癖になる味で、これは自信をもってチョコ好きの皆様にお勧めできる一品だと思います。
ヨーロッパはチョコレートの本場ですので、やはりその歴史とか、そこから生み出される深みのある味わいには格別のものがありますね。
今回のチョコもコーヒーと合う感じで、それもブラックが良いでしょう。
喩えて言うなら、苦味の奥に隠されている密やかな甘味が意外な隠し味となって舌の粘膜に潜り込み、コーヒーの分子とほどよく結合して極上の旨味成分を引き出す、といえば言いすぎでしょうか?
さらに言うなら、このチョコレートに合うのは間違いなくバニラ入りのコーヒー。
本能を、そして官能すらも刺激するエクセレンスチョコには、砂糖抜き、ミルク抜きのバニラ入りブラックコーヒーが、その本領を発揮させる最上のドリンクと思うのですが・・
そんなバーでもカフェでも、もってこいの極上ビターチョコレートで年末年始を「カリッ!」と過ごせれば幸いです。
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